2021.07.31
No Use For A Nameのギター/ボーカルTony Slyが急逝してから今日で9年が経つ。今でもTonyが亡くなってしまったというニュースを見た時の衝撃は忘れられない。Green Day、The Offspring、NOFXらによってメインストリームからスポットライトを浴びた90年代中期のメロディックパンクシーンで、No Use For A Nameは急速に人気を拡大し、名作の数々を生み出してきた。またTonyはソロ・アーティストとしても活躍し、LagwagonのJoey Capeとのコラボやライブ活動も行ってきた。
Tony Slyの最後のステージとなったのは、フロリダ州ゲインズビルで行われたJoeyとのアコースティックショウで、この日のライブから2日後にTonyは亡くなってしまった。
Tonyの死後、多くの仲間たちが彼が残したレガシーに敬意を表し、No Use For A Nameの楽曲をカバーした。Hi-STANDARDのKen Yokoyamaは2012年8月末に行ったライブで「Soulmate」を演奏、Fat Wreck Chordsはコンピレーション・アルバム『Tony Sly Tribute』をリリースし残された家族をサポートした。Tonyが亡くなってから9年が経った今も、世界中のアーティスト達がNo Use For A Nameの楽曲を演奏し続けている。彼が残した名曲の数々は、未来のメロディックパンクにも影響を与え続けるだろう。
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