2024.01.31
UKパンクで最も注目を集めるパンクロック・デュオ、Frank Carter & The Rattlesnakes (フランク・カーター＆ザ・ラトルスネイクス)がニューアルバム『Dark Rainbow』をリリースしました。2021年にリリースしたアルバム『Sticky』以来となる新作は、自省、記憶、そして感謝をテーマに制作が行われたという。このリリースについてFrank Carterは、「世界が急速に変化していくのを目の当たりにし、自分が何者なのか、そして本物の自分とは何なのか、まだ折り合いをつけようとしているところなんだ。人々が望んでいると思うものを提供することで、実際の自分からどんどん遠ざかっていったと思うんだ。だから今は、何よりもまず、自分に必要なものを優先している。禁酒は私にとって本当に、本当に役に立っている」。
Frank Carter & The Rattlesnakesが2015年にUKパンク・シーンで爆発的な人気を博してから、現在のような人気を誇るようになると誰が想像していただろうか。爆竹のように炸裂する1st EP『Rotten』をリリースして以来、Frank CarterとDean Richardsonにとって現在までの時間は、気の遠くなるような8年間だった。彼らは4枚のキラー・アルバムを発表し、Foo Fightersとのツアー、フェスティバルのヘッドライナー、アルバム3枚は全英トップ10入りを果たした。5枚目となるアルバム『Dark Rainbow』のリリースに際し、2人は現状をこのように把握している。
Deanは「通常、レコードを作るときに過去を振り返ることはないんだ。いくつかの曲は、古いアイデアを作り直したもので、他のレコードでは全く合わなかったものを新鮮な目で見たものなんだ」と回想している。
これまでのリリースで実験的に試みられてきたサザン・ゴシック・バラードやオルタナティヴ・ロックとのクロスオーバーが、このアルバムでは大胆にも前面に出ている。これは新しい方向性というよりも、FrankとDeanが自分たちの本当の姿を中心に置き、魂を掘り起こし、自分たちの中に息づく音楽を発掘しているからだろう。「最初から、バラードをやるのは簡単だったんだ。もっとバラードを作るべきかどうか悩んだことはなかったんだけど、今はそうしているよ」とDeanは話す。
Frankは、このアルバムは彼がこれまで作った中で最も本格的なものであると話しており、彼らが制作に集中し、自分たち自身とお互いを本当に知ることから生まれたものだと説明している。「僕らはたくさんの人生を一緒に生きてきた。多くのことが私たちには期待されている。創造的な意味で、それは美しいことだ」とFrankは笑う。
『Dark Rainbow』は、Frank Carter & The Rattlesnakesが何者であったか、何者であるか、そしていつか何者たりうるかを大胆に探求した作品だ。自己受容と、本物のスピリットの探求には、紛れもない強さがある。その強さは彼らから発せられ、ニュー・アルバムでたっぷりと聴くことができる。2024年初頭にはイギリス、EU、アメリカ、オーストラリアでのヘッドラインツアーが予定されている。
Frank Carter & The Rattlesnakes 『Dark Rainbow』
配信URL : https://fctr.ffm.to/darkrainbow.OYD
1. Honey
2. Man of the Hour
3. Can I Take You Home
4. American Spirit
5. Happier Days
6. Brambles
7. Queen of hearts
8. Sun Bright Golden Happening
9. Superstar
10. Self love
11. A Dark Rainbow
