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ありがとう、The Mighty Mighty Bosstones (1983-2022)

2022.01.28

 

マサチューセッツ州ボストンのスカ・レジェンド、The Mighty Mighty Bosstonesが解散を発表しました。今年結成39年を迎えたベテランの突然の解散発表にスカ・シーンは悲しみの声で溢れています。

 

The Mighty Mighty Bosstonesの投稿は以下の通り :

 

「何十年にもわたって兄弟のように付き合い、世界をツアーし、素晴らしいレコードを一緒に作ってきましたが、僕たちはもうバンドとしての活動を続けることはできないと判断しました。何よりも僕たちをサポートしてくれた皆さん一人一人に心からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。あなたがいなければ、僕たちは何もできませんでした。Love Always, The Mighty Mighty BosstoneS」

 

 

The Mighty Mighty Bosstonesは1983年にボストンで結成されました。2022年までの39年間で、活動がストップしたのは2004年から2007年のわずか3年間でした。

 

リード・ボーカリストのDicky BarrettとベースのJoe Gittlemanを中心に、1970年代のイギリスの2トーンから強い影響を受けた1980年代初頭のアメリカン・ハードコアのシーンにそのルーツを持つ。スカにパンクやハードコアのエレメントを加えたスカコアを代表するバンドで、90年代のスカコア・ムーヴメントを牽引した存在です。

 

 

 

1989年にデビュー・アルバム『Devil’s Night Out』をリリース。1992年のセカンド・アルバム『More Noise and Other Disturbances』を経て、メジャーのMercury Recordsと契約。その後は堅実にリリースを続けながらLollapaloozaやWarped Tourにも参加し、スカパンク・シーンを牽引し続けました。1997年の5枚目のアルバム『Let’s Face It』からのシングル「The Impression That I Get」は、ビルボードのモダン・ロック・トラックスで1位を獲得。アルバムはビルボード27位を記録しプラチナ・ディスクとなる等、バンド最大のヒットとなりました。

 

メジャーを離れた後、休止期間を挟むも結成からのオリジナル・メンバーであるDicky Barrett、Tim “Johnny Vegas” Burton、Ben Carr、Joe Gittlemanを中心に活動を続け、昨年には通算11枚目となるスタジオ・アルバム『When God Was Great』をリリースしたばかりでした。

 

 

The Mighty Mighty Bosstonesが残した多くのレコードはこれからもスカを愛する全ての人たちを元気づけてくれるに違いない。最後のリリースとなったアルバムに収録されている「The Final Parade」は、彼らからのお別れの曲だったのかも知れないと今になって思います。

素晴らしい音楽をありがとう、The Mighty Mighty Bosstones.

 

 

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