2021.09.01
8月27日から8月29日かけて開催されたイギリスの大規模フェスティバル、Reading Festival 2021 (レディング・フェスティバル・2021) の模様がBBC Newsの公式YouTubeチャンネルにて公開されました。ヘッドライナーのLiam GallagherやPost Malone、The Kid LAROIといった人気アーティストをはじめ、Neck Deep、You Me At Six、YUNGBLUDといったポップパンク・シーンで活躍するアクトらの最新ライブ映像などが楽しめる。
Reading Festivalは、2020年度の開催を新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止しており、2021年度は感染症対策を敷き開催している。このフェスティバルの模様がフォトグラファーらによって撮影され、各音楽メディアらによって世界中で拡散されているが、密状態の会場に驚きの声、そして希望の声も上がっている。マスク必帯、ソーシャルディスタンス確保、酒類持ち込み/販売禁止という措置をとる日本のフェスティバルの感染症対策とは違った方法で、Reading Festival 2021では観客の安全を守る方法をとっている。
Reading Festival 2021は入場する観客に対し、厳しい入場制限を設けている。入場するには、2度のワクチン接種が完了しているか、フェスへの渡航前に受けたNHSラテラルフローテストが陰性であるか、フェスから180日以内(結果が出てから10日間の静養を含む)のPCR検査陽性による自然免疫を証明する書類があるか、いずれかが分かる書類を入場の際に提示する必要があった。チケットを持っていても上記3つの手段で証明できない限り、入場は許可されない。会場ではワクチン未接種の観客の為に無料のワクチン接種会場が設けられるなどされた。
Reading Festival 2021だけでなく、アメリカなどでも同様に、入場の際にワクチン接種の証明を義務付けることがスタンダードになりつつある。また、自主的にマスクを付けて参加する観客もここ数ヶ月で増えている。完全にコロナウイルスに感染しない環境を作ることは難しいが、コロナ禍になる前の音楽シーンに限りなく近づいてきているのは間違いない。相次ぐフェスの中止に日本全国各地から落胆の声も聞こえるが、必ず楽しいフェスが戻ってくる日は近づいています。
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