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アイコニックなエモロックのベースライン5選

2021.11.11

 

エモの音楽と言えば、感情的なギターサウンドが一番の肝であり、トゥウィンクルなギターのメロディも象徴的な要素だ。幅広くエモにカテゴライズ出来る名作はどれも個性的なギターサウンドが耳に残るが、それを支えるドラム、ベースもまた味わい深いものがある。今回はエモロックのアイコニックなベースラインを5つピックアップしてみた。

 

 

 

American Football – Honestly?

エモの伝説的なバンドAmerican Footballが1999年にリリースしたアルバム『American Football』。オープニングトラックの「Never Meant」はAmerican Football入門として最初に聴かれる曲であるが、このアルバムの3曲目に収録されている「Honestly?」は、アイコニックなベースラインがメロディを牽引するようにして展開されていく。

 

 

 

Jawbreaker – Want

カリフォルニア州サンフランシスコのエモロック/ハードコアバンド、Jawbreakerが1990年にリリースしたアルバム『Unfun』に収録されている「Want」は、フックの効いたベースラインが印象的だ。パンクやハードコアのフィルターを通過した柔らかくも芯の通ったサウンド・デザインがフィットしている。Lagwagonがこの楽曲をカバーしたのも、なんだか頷けますね。

 

 

 

The Promise Ring – Pink Chimneys

ミルウォーキーのエモロックバンド、The Promise Ringが1997年にJade Treeからリリースしたセカンドアルバム『Nothing Feels Good』に収録されているこの楽曲は、完全にベースラインが主役の楽曲だ。メロディアスでありながらシングルなドラムのビートとギターのリフをロックに仕立ている。そのほかにも「A Broken Tenor」など、ベースラインが特徴的な楽曲がいくつも収録されているので、ベースにフォーカスして聴いてみるのも面白いだろう。

 

 

 

Tigers Jaw – Heat

ペンシルバニア州サクラントンを拠点に活動するインディロックバンド、Tigers Jawが2010年にRun For Cover Recordsから再発したセカンド・アルバム『Tigers Jaw』は、彼/彼女の名を世界に浸透させた作品として今も愛聴されている。エモというよりはインディロックにカテゴライズされることの多いTigers Jaw、その魅力はBriannaとBenのボーカルにあり、近年ではポップに傾倒してきたものの、初期からその魅力は変わっていない。この「Heat」だけではないが、実は凝ったベースラインを用いた楽曲がいくつかある。

 

 

 

Saves The Day – My Sweet Fracture

ニュージャージーのエモロックバンドSaves The Dayが1999年にリリースしたセカンドアルバム『Through Being Cool』。彼らはメロディックパンク/ポップパンクシーンにも多くのファンを持ち、そのベースラインは90年代メロディックパンクを通過したスタイルと言えるだろう。ミュージックビデオにもなっている「Shoulder To The Wheel」も素晴らしいが、「My Sweet Fracure」、そして「You Vandal」のベースラインは芸術的。

 

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