2021.07.23
カリフォルニア州マンハッタンビーチを拠点に活動するパンクロックバンド、Descendentsが、新作『9th & Walnut』を本日2021年7月23日にEpitaph Recordsからリリースしました。
この作品は、完全な新作という訳ではなく、未発表曲の再録を含む特殊な内容になっている為、まずはこの作品がどんなものなのかまとめてみたいと思います。
2021年5月4日にシングル「Baby Doncha Know」をリリースすると、YouTubeのビデオにはDescendentsファンから驚きのコメントに溢れた。概要欄に明記されたメンバークレジットには、現メンバーであるKarl、Stephenの名前はなく、オリジナルメンバーであるFrank NavettaとTony Lombardoの名前があり、楽曲制作者もFrank Navettaになっていたからだ。
この作品は元々、2002年に制作されていたものがベースになっている。オリジナルメンバーであるFrankが83年の脱退からバンドに復帰、またTonyも83年に脱退〜85年一時復帰を経て、Frankと共にDescendentsに戻っている。復帰というと語弊があるかもしれないが、オリジナルメンバーでの企画的再結成とでも表現しておこう。
アルバムタイトルの『9th & Walnut』は、オリジナルラインナップのDescendentsが初めてリハーサルを行ったカリフォルニア州ロングビーチのリハーサルスタジオの名前に由来しており、アートワークはそのリハーサルスタジオ (と似たような場所?) にメンバーのイラストがペイントしてある。
アルバムのうち、11曲をFrankが制作しており、残り4曲をTony、2曲をDave Nolte (77年から79年に在籍したオリジナルメンバー)、そしてThe Dave Clark Fiveのカバー曲「Glad All Over」と全18曲が収録されている。これらは1977年から1980年に制作された楽曲を2002年、そして2020年に再録したものになっており、一部再録に際しては、COVIDによるロックダウン中にMiloが自宅で再録したそうだ。
このクラシックなラインナップで制作された作品は、『Everything Sucks』以来。古くからのファンはもちろんワクワクする内容になっているし、未発表曲ということもあり、新しいDescendentsの作品として楽しんでもいいのではないだろうか。
BACK TO LIST"LIKE THE WAY I KNOW" now streaming!
Pre-save and pre-order: https://t.co/RL7PcSEyKqRecorded again, but with Frank and Tony, this it originally appeared on The Blasting Room comp in 1999 and was a studio outtake from the MGTC sessions. (Answer, daily double?)@epitaphrecords pic.twitter.com/x2gISFjHUS
— DESCENDENTS (@descendents) June 28, 2021