2026.08.17

アメリカ・ニューヨークのハードコア・バンド Cro-Magsが、「World Peace」の2026年再録バージョンをミュージックビデオとともに公開した。同曲は、11月13日にBLKIIBLK Recordsからリリースされるニューアルバム『The Age of Quarrel: 40 Years of Quarrel』に収録される。
本作は、1986年に発表されたデビューアルバム『The Age of Quarrel』の40周年を記念し、当時の楽曲を現在の編成やゲスト・ミュージシャンとともに再録した作品だ。先に発表された6年ぶりの新曲「Wired for Chaos」に続き、今回は代表曲の一つである「World Peace」が新たな形で公開された。
創設メンバーでベース/ボーカルを務めるHarley Flanaganによると、再録のきっかけとなったのはドキュメンタリー映画『Harley Flanagan: Wired for Chaos』だった。映画でオリジナル音源のライセンスを取得できなかったため数曲を録り直す必要が生じ、そこからアルバム全体を再制作する構想へ発展したという。Flanaganはさらに、オリジナル盤に参加したメンバーが当時の作品から報酬を受け取っておらず、売上についての会計報告も受けていなかったと説明。かつてはオリジナル・メンバーを集め、『The Age of Quarrel』と『Best Wishes』を再録し、Copyright Reversion Actを通じて権利を取り戻そうとしていたものの、実現しないままその機会が終了したと明かしている。
今回の作品については、楽曲を書いた人物へASCAPやBMIを通じて報酬が支払われ、残りの収益はチャリティへ寄付される予定だ。Flanaganは、「これらの曲はファンのものです。過去から手を引き、このレコードにまつわる悪いカルマを清算しようとしています。愛が勝つ。自分の争いは終わりました」と語っている。
『The Age of Quarrel: 40 Years of Quarrel』には、Flanaganに加えてオリジナル盤のギタリストDoug Holland、元Cro-Mags/Suicidal TendenciesのRocky Georgeらが参加。TurnstileやRise Againstのメンバーも加わり、「Hard Times」「World Peace」「Malfunction」などを新たに録音している。
「We Gotta Know」にはDave SharpeとDoug Holland、「Seekers Of The Truth」にはArthur RizkとRocky George、「It’s The Limit」にはMeg Mills、「Don’t Tread On Me」にはRise AgainstのZach Blairが参加した。全曲のドラムはGreyson Nekrutmanが担当し、プロデュースとミックスはPower TripやBlood Incantationなどを手掛けてきたArthur Rizkが務めている。
さらに、1985年のデモ時代から存在する「Everybody’s Gonna Die」も今回のプロジェクトに加えられた。1986年のオリジナル盤を現在の視点で再構築しながら、Cro-Magsの初期音源まで含めた40周年作品となる。
『The Age of Quarrel: 40 Years of Quarrel』収録曲
1. We Gotta Know(feat. Dave Sharpe & Doug Holland)
2. World Peace
3. Show You No Mercy
4. Malfunction
5. Street Justice
6. Survival Of The Streets
7. Seekers Of The Truth(feat. Arthur Rizk & Rocky George)
8. It’s The Limit(feat. Meg Mills)
9. Hard Times
10. By Myself
11. Don’t Tread On Me(feat. Zach Blair)
12. Face The Facts
13. Do Unto Others
14. Life Of My Own
15. Signs Of The Times
16. Everybody’s Gonna Die
『The Age of Quarrel: 40 Years of Quarrel』予約
https://ffm.bio/cromags
Official Website
https://harleyflanagan.com/