2022.02.25
Avril Lavigneが、ニューアルバム『Love Sux』を2022年2月25日にリリースしました。このアルバムは、blink-182のドラマーTravis Barkerが運営するDTA RecordsとWarner Music GropのElektra Recordsから発売されました。デビュー20周年にあたる今年、前作『Head Above Water』から3年ぶりとなる7枚目のスタジオ・アルバムは、原点回帰となるポップパンク・サウンド全快となっている。
ダークて落ち着いたトーンが印象的だった前作『Head Above Water』のリリース後、2020年5月に行われた「American Songwriter Magazine」のインタビューで「現在2021年に新曲をリリースする予定で、ベースになる楽曲を製作中」と話していた。AvrilはプロデューサーにJohn Feldmann (Goldfinger)を起用し、Mod Sun、Travis Barker、Machine Gun Kellyと共にレコーディングを開始したことをSNSで投稿し、自作がポップパンク・テイストのアルバムになるだろうと話題となった。
アルバムのリード・シングル「Bite Me」には、共に楽曲制作を行ったTravis Barkerが出演。サウンドもフックの効いたポップパンク・サウンドで、ファースト・アルバム『Let Go』を彷彿とさせるアグレッシヴさにファンは歓喜。メインストリームの音楽シーンはヒップホップが席巻しているものの、Avrilが前作でレーベルとの契約が切れたこと、Travisと再会したことなどをきっかけに晴れやかな気持ちでアルバムを制作したように感じる。
Entertainment Weeklyのインタビューで、Avrilは「私が作ったアルバムで、本作は全体的に最もオルタナティブだ」と話す。ポップパンクやメロディックパンクの歴史を築いてきたGoldfingerやblink-182との仕事は楽しかったとも発言しており、アルバムに大きな影響を与えている。失恋や別れについて歌った楽曲があるにもかかわらず、全体的に明るく幸せなオーラに溢れた作品についてAvrilは「自分のキャリアを通じて、ずっと作りたいと思っていたコンセプトだ」とも語っているのが印象的だ。
改めてアルバムのトラックリストを見返してみると、参加しているゲスト・ミュージシャンに目が行く。アルバムからの第2弾先行シングルとして発表された「Love It When You Hate Me」は、オルタナティヴ・ラップ/シンガーソングライターのblackbearが参加。「Bois Lie」にはMachine Gun Kelly、「All I Wanted」ではblink-182のMark Hoppusが参加し、新旧ポップパンクのアイコン達がロック・プリンセスの原点回帰に貢献。サウンドや制作スタイルからも現代的な雰囲気が感じられて面白い。
Travis Barkerをキーパーソンにして始まったクラシックなポップパンク・リバイバル。Machine Gun Kellyが全米チャート1位を獲得したことでこのリバイバルは新たなムーヴメントとなり、WILLOW、KennyHooplaらの登場によって本格化。そしてこの『Love Sux』が誰も予想が出来ないポップパンク・ムーヴメントの未来を作っていくだろう。
Knock knock.
Who’s there?
Love.
Love who?
LOVE SUX BITCHES 🎤 pic.twitter.com/9Fq1EflsgO— Avril Lavigne (@AvrilLavigne) February 25, 2022
BACK TO LIST3年ぶりの最新アルバム
『 #ラヴ・サックス 』遂に本日発売💥リリースを記念して、全国各地のCDショップでアヴリルの活動20年の歴史を振り返るパネル展の実施決定📸🎉
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— アヴリル・ラヴィーン【JP公式】 (@AvrilJP) February 25, 2022