2022.08.02
バージニア州リッチモンドを拠点に活動するボーカル/プロデューサーMirciel Bauerによるプロジェクト、93FEETOFSMOKEがニューアルバム『GOODGRIEF』をPhoto Finish Recordsからリリースしました。phem、Tosh the Drummerが参加したヒット・シングル「FUCKED OVER」や、エモ/ポップパンク・バンド、Hot MulliganのChris Freemanによるソロ・プロジェクト、Extra Large Holiday Cardが参加した「FOUR OF A KIND」、さらに現在ロック・ラップ (エモ・ラップやオルタナティヴ・ラップ) シーンで引っ張りだこのguardinやkamiyada+といったフィーチャリング・ゲストもアルバムに華を添えている。
93FEETOFSMOKEはこのアルバムについて「カルチャーを大きくひねっているんだ」と説明する。「僕の音楽は、スケートボード、ファッション、そしてポップパンクの交差点なんだ。すべてノーカットでフィルターなし。すべてをコントロールし、完璧で原始的なものにしようとは思っていない。すべてにおいて、あまり完璧でないビジョンを持っているよ。物事がありのままであることを許容することが、僕にとって重要なんだ。それがリアルなんだ」と自身のサウンド、93FEETOFSMOKEのヴィジョンについて語っている。
アルバム・タイトル『GOODGRIEF』というタイトルは、93FEETOFSMOKEの核となる二面性を完結に表していると言えるだろう。93FEETOFSMOKEは「このアルバムは、僕のおばあちゃんへのオマージュでもあるんだ。子供時代を思い出させるノスタルジックな作品ですが、同時にこのプロジェクトに通じるものでもあるんだ。テーマとしては、悲しみを扱っているけど、同時に前向きなものでもあるんだよ。悲しみは良いものだと思う。痛みを乗り越えるから。芸術は、とてもスピリチュアルなものさ。この言葉を歌えば、群衆がそれを唱え返してくれる。それは儀式みたいなもの。 僕はこの儀式でポジティブな気持ちを表現しようとしているのさ」と思いを語る。彼のサウンドは、これまでのどの時代にも聴いたことがないものだ。そして彼が表現するものに多くの若い音楽リスナーが引き込まれ、新しい時代の音として拡散していく。93FEETOFSMOKEの完璧でないことへのこだわりに考えさせられるものがある。
