2025.06.18
エモロックの代表バンド、Motion City Soundtrackが、9月19日にEpitaph Recordsからニュー・アルバム『The Same Old Wasted Wonderful World』を発表し、シーンに凱旋する。2015年の『Panic Stations』以来となる作品で、バンドは新たなエネルギーを持って彼らの特徴的なサウンドを倍増させ、初期の頃の魔法を取り戻すと同時に、10年に及ぶ活動休止後の成長と成熟を披露している。
2003年のデビューから20年以上経った今、この5人組の特徴である神経質な魅力とフック満載のポップパンクのカクテルは、リード・シングル「She Is Afraid」でも健在だ。『Panic Stations』の制作中に考案されたこの曲は、しなやかなギター・リックと風変わりなヴォーカルが、親しみやすくも新たな生命力を感じさせる。
このアルバムをレコーディングするため、バンドはシカゴの伝説的スタジオ、Electrical AudioでSean O’Keefe (Fall Out Boy, Plain White T’s)と再会した。Fall Out BoyのPatrick Stamp(「Particle Physics」の共同作曲者でもある)、CitizenのMat KerekesとSincere EngineerのDeanna Belosらがカメオ出演しているこのアルバムで、バンドはパンクロックで最も親しみやすく、感染力のあるアーティストとしての王座を取り戻した。しかし、『The Same Old Wasted Wonderful World』の最も印象的な点は、ノスタルジアだけに頼るのではなく、Motion City Soundtrackが自分たちの居心地の良い場所の外で実験を続けているという事実である。「自分たちのキャリアの中で最も重要なレコードをこの時期に作ったと感じるのは、とても興味深いことだ」と説明する。