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Fat Mikeの人生を変え、ソングライティングに影響を与えた5枚のレコード

2021.05.19

 

Fat Wreck ChordsのYouTubeチャンネルに興味深い動画がアップロードされていた。庭のハンモックにぶらぶらと揺られながら、Fat Mikeが自身のソングライティングに影響を与え、人生を変えてくれたレコードについて話すというもの。この手の動画はけっこうアップされてきたし、紙面のインタビューにもなっていた気がするが、意外と知らない作品の名前もあったのでまとめてみました。

 


 

 

The Rocky Horror Picture Show ‎– The Rocky Horror Picture Show (Soundtrack)

8歳の時にテレビで流れていて、テレビの横にテープレコーダーを置いて録音した記憶がある。それが最初に自分が手にした音楽だったようなきがするとFat Mikeは話す。全曲最高で、The Rocky Horror Picture Showのタトゥーを右腕に入れている。

 

 

 

 

Rich Kids On LSD – Rock ‘N’ Roll Nightmare

Rich Kids on LSDは、NOFXの友人達のバンド。当時、NOFXは彼らに憧れていて、ミニRKLとも言える感じだったそうだ。ギター、ベース、ドラム、すべてにおいて今の自分たちよりも才能のあるミュージシャンで絶対に勝てない。D.I.とBad Religionをミックスしたようなサウンドで、スーパーRiffyで、Fastで、かっこいいMelodyがたまらない。ツアー中もよく聴いた。

 

 

 

 

Bad Religion – How Could Hell Be Any Worse?

Fat Mikeは、このレコードを当時友達だったMitchと一緒に、彼の家のリビングでよく聴いていたそう。学校帰りに言って一緒にスラムダンスした記憶があり、Dickiesなんかも聴いていたけど、このアルバムは思い出深いと話す。この作品についてBrettは、可能な限りファストに演奏することに注力したと言っており、Greg Graffenの完璧さも当時は衝撃だった模様。

 

 

 

 

Hedwig And The Angry Inch ‎– Hedwig And The Angry Inch (Original Motion Picture Soundtrack)

『Hedwig and the Angry Inch (ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ)』は、オフ・ブロードウェイで上演されたミュージカルで、映画化もされている有名な作品。その内容は、旧東ドイツ生まれで性転換ロック・シンガーのヘドウィグが、幼い頃に母から聴かされたプラトンの「愛の起原」のような自分のかたわれである愛を探して全米各地を巡る、というもの。Smellyがこの映画を絶賛しており、めったに電話してこないのにこの作品は見た方がいいぞと言ってきたので、Fat Mikeも観たら人生を変えられたそうだ。この映画のサウンドトラックは、メロディも歌詞もコード進行もすべて素晴らしく、ライブが終わった後、ドラッグをキメて、ツアーバスでよく聴いていたそう。

 

 

 

 

Rudimentary Peni ‎– Death Church

初期NOFXが大きな影響を受けた作品で、収録曲「The Cloud Song」、「Nothing But A Nightmare』はNOFXでもカバーしたほど。ベースラインは大きなインスピレーションとなり、特にドラムのサウンドプロダクションは理想的なものであった。NOFXは長年こうなりたいと努力してきたが、未だに到達できていないそうだ。

 

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