2024.11.03
ニューヨークを拠点とするインディペンデント・レーベル、Equal Vision Recordsは、マサチューセッツ出身のハードコア・アイコン、Baneのデビュー・アルバム『 It All Comes Down To This』の25周年記念エディションのリリースを発表しました。 Hot Water MusicやConverge、Thriceなどを手掛けたBrian McTernanが全面的にリミックスを手がけ、完全リマスタリングされたこの最新コレクションは、このハードコアの名作に、ふさわしい正当な評価を与えてくれるはずだ。
Brianはこの作品について「ミックスが納品された時、このレコードはまだ十分なサウンドではないと思っていたのを覚えているが、若かったので声を上げるのを恐れていた。 この記念碑的なレコードを再訪する機会を得たことは、愛の労働と言える。 Baneは、私がレーベルでキャリアを積んできた間、常に存在し続けた存在であり、このリミックスを世界と共有できることは、本当に光栄なことだ」とコメントしている。
1995年の結成以来、Baneは数え切れないほど世界中でツアーを行い、1999年の『It All Comes Down To This』、2001年の『Give Blood』、2005年の『The Note』、2014年の『Don’t Wait Up』の4枚のフル・アルバムに加え、いくつかの7インチ、EP、コンピレーション・アルバムをリリースしてきた。 1998年春、Nicholas Braniganが加入し、バンドは初のフルレングス・レコードを制作する準備が整った。 初の全米フルツアーを終えたばかりだったBaneは、雨漏りする天井とプロパン・ヒーターで飾られた練習スペースで、最終的に『It All Comes Down to This』となる作品を書き上げた。 当時、バンドは伝説的なBrian McTernanとこれまでにリリースした作品のすべてをレコーディングしていた。 Brianは引っ越したので、バンドは新しい人とレコーディングする良い機会だと考えていた。 Today Is The DayのSteve Austinの熱意に押され、Baneはマサチューセッツ州クリントンにある彼のスタジオで6曲のデモ・レコーディングを行った。 数ヵ月後、Baneはスタジオを予約し、フル・アルバムのレコーディングを行った。 最終的に、彼らはテイクにとても満足していたが、全体的に、サウンド的に彼らが望むようなレコードにはならなかった。 彼らは、すべての曲と音楽的な仕上がりは気に入っていたが、レコードの音質には納得できなかったと言う。
あれから20年以上の歳月をかけ、テープを探し出す長いプロセスを経て、バンドは2023年にようやくテープを移し、Brianの手に渡した。 2023年12月、バンドは最初のラフ・ミックスを手にし、Brianの才能がアルバムに新たな生命を吹き込み、常に意図されたとおりのサウンドに仕上げたのだ。
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